展覧会情報です。
夏影幻想 (なつかげげんそう)
Gallery&Cafe AQUAがセレクトした5名の作家のグループです。本展は、暗がりの中で作品を展示します。
視覚的な情報が削がれる中、明るい空間では見落としがちな感覚を感じたり、想像しながら、作品と、ゆっくりと対話してください。感覚と想像の豊かさを感じてもらえると思います。
[出展作家]
いとだ やすあき
セロテープで作品を作っています。子供のとき、意味も考えずに夢中で楽しくやっていたセロテープ遊びが、今では毎日悩んでうまくいかず、作業にかかれば辛い事だらけのよくわからないモノになってきました。
抜け殻みたいにボーっとしてる時に作れば良いのに、時間はあると勘違いして気づくと後悔しながら必死になって指の皮と睡眠を犠牲にしています。
大学を卒業してからそんな感じの制作ルーティンを10年続ける事ができました。
結婚出来て、子供が4歳になってくれて、地元にお家もできました。
全力で出来るお仕事や大切な仲間とめぐり逢えました。
もっとしっかりやってれば、もっと良いものができたかもしれませんがソレだとこの10年は続かなかったです。
この流れにある大切な事や人、自分の気持ちを作品にしていきます。
那須ヨルイチ
「命の尊さ」をテーマに、光と紙を用いて影絵を制作しています。
便利で安価な紙は、日常品としてさまざまな用途で使用される一方、安易に消費されています。
豊かになりすぎた現代、私たちは自然の恵みに生かされていることを忘れがちになっていますが、地球は一つの大きな生き物であり、人もまた、生命体の一部だと思います。
ありふれた紙を切り出し幾層にも重ねていくことで、命の繋がりを感じ、命の尊さを表現していきたいです。
亀井潤
ガラスに光を通す事で生まれる色と影の世界。ステンドグラスの技法を用いガラスの中にある光の存在を探ります。見る人の心に灯るような作品になれば幸いです。
梶山美祈
平面と立体の差、二次元と三次元の融合、360°見る事の出来る絵画を作る事を目標としている。
又四角い海や宇宙を表現した作品が多い。
海や森の中に入った時に、普遍的な存在に包まれる感覚を体験し、私たちの中にも外にも神が存在すると感じた。
その様な感覚を体感出来る作品を作りたい。
M's craftworkS
樹脂を主に様々な資材を用いて立体作品を制作
世界を構成する物質は時間と共に変化し創造と還元を繰り返す
生物たちは生と死を絶え間なく連鎖し進化する
世界の理と、この理を超えた世界をイメージし具現化する
表現は手段であり、想いや夢、想像、物語をメッセージとして作品に載せてゆく
作品を通して、今この空間に地球がある奇跡、地上に生命が芽生え"自分"が存在する奇跡と
その存在意義を追及していきたい